下田野あんどん祭りとは?|はじめて訪れてわかった3日間の流れ
- あんどん祭り 下田野
- 4月3日
- 読了時間: 4分
更新日:4月6日
下田野あんどん祭り保存会のサポートをさせていただいています。
株式会社デジタルラボみなの・太田です。
今回は、あんどん祭りの大行燈の軽量化に向けたクラウドファンディングのご相談をきっかけに、 皆野町のお困りごとをITやデジタルで解決する株式会社デジタルラボみなのへご縁をいただき、現地取材を担当させていただきました。
今回から複数回にわたって、下田野あんどん祭りの様子をお届けしていきます。
ただ、取材を担当させていただいたものの、遠方から移住してきたばかりの私にとって、下田野あんどん祭りはまだイメージが湧かない存在でした。
保存会の久米さんからお話を伺う前は「あんどん=四角い提灯のようなもの」という認識さえなかったんです…。
そんな私が実際に現場に足を運んでみて感じたのは、下田野あんどん祭りへの印象の変化でした。
想像以上に、夜のあんどんの灯りが美しく、静けさを感じるお祭りで、にぎやかな祭りとはまた違った魅力を感じました。
この風景を後世に残したい——そんな地域のみなさまや保存会の方々の想いに少しでもお力添えができるよう、下田野あんどん祭りの魅力や現状をわかりやすくお伝えできればと思います。
あんどん祭りとは

あんどん祭りは、戦国時代に武田氏と北上氏の戦いで亡くなった人々を弔うために始まったとされる祈りの祭りです。
中世の年中行事の趣を今に残しながら、氏子(うじこ)と呼ばれる地域の人々の手によって大切に受け継がれてきました。 町指定の無形民俗文化財にも指定されています。
※氏子(うじこ)とは、その神社がある地域に住み、その神社の神様を信仰・支える人たちのことです。
夜になると、大行燈をはじめとした400基を超える行燈に明かりが灯り、幻想的で静かな風景が広がります。
もともとこの祭りは、地域の氏子の方々の手によって運営され、行燈も氏子さんの作品を中心に飾られてきました。
しかし昨年(2025年)、雪の影響で行燈が破れてしまったことをきっかけに、今年(2026年)の開催は、皆野町の幼稚園・小学校・中学校の協力を得て、各学校の学生さんの描いた絵を行燈として飾る新たな取り組みが行われました。
※小行燈の数の関係で中学生の作品は来年飾らせていただく予定です。学校や学生さんの小行燈の話題については別記事にて詳しくお話ができればと思っております。
これまでの形を大切にしながらも、次の世代へとつなぐ変化が生まれているのも、今の下田野あんどん祭りの特徴です。
近年では人手不足や高齢化といった課題もありますが、それでもなお「この風景を残したい」という想いによって、保存会と地域の皆さま(氏子)の協力により継承されています。
続けて、あんどん祭りの日程と内容についてご紹介します。
下田野あんどん祭り|3日間の概要(2026年3月)
■ 1日目|準備・設営(8:00〜21:00頃)
・のぼりを立てる ・大行燈5基の設置 ・小行燈400基の設置 ・竹行燈の設置 ・行燈点灯作業 ・文化会・子ども会行事

地域住民(氏子の方々)や保存会を中心に、準備が進められます。
祭りを支える裏側の時間ですが、想像以上に大変な作業であることがわかりました。
現場を実際に見ることで、言葉による説明だけではどこか実感しきれていなかった大行燈の軽量化の必要性を、深く理解することができました。
■ 2日目|祭り当日(8:00〜21:00頃)
・赤城神社祭り準備
・祭典
・神楽
・行燈点灯作業

祭典行事が終わる16時以降は、比較的ゆったりとした時間が流れ、 あんどんの灯りとともに静かな空気が広がります。
静かで幻想的な風景が広がる一方で、このままでは灯りが消えてしまうかもしれない…
そんな現実も垣間見えました。
■ 3日目|片付け(8:00〜12:00頃)
・のぼりの撤収
・大行燈5基の撤収
・小行燈400基の撤収
・地域住民との会議

最終日の片づけは時間こそ短いものの、実は危険がいっぱい。
大行燈は設置よりも撤収の方が危険なのです。
無事祭りを終え、次へとつなぐための話し合いも行われました。
というわけで、準備 → 本番 → 片付けまでの流れや内容について、少しでもわかりやすくお伝えできていれば幸いです。
次回からは、実際の準備の様子や現地の空気感を、より具体的に写真とともにお届けしていきます。
お楽しみに。
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